PARC自由学校主催の『竹採り物語-ローカルな資源を活かす暮らしを探して』(第3回)に参加

イベント参加

7/14(土)PARC自由学校主催の『竹採り物語-ローカルな資源を活かす暮らしを探して』(第3回)に参加してきました。当日の参加メンバーは16人、住まいづくり市民塾からの参加は小松ひとりです。

今回は千葉県長柄町にある「NPO法人竹もりの里」を訪ね、竹林整備の取り組みについて勉強してきました。
実際に竹林の整備作業を一緒に行いながら、色々なお話しを聞くことが出来ました。

9:30本日の作業場所(竹林)へ、車に分乗して移動。NPO法人竹もりの里が管理している竹林の一つです。
はじめに整備されている竹林から見学します。


参加メンバーの皆さんが竹林に登って行きます。

代表の鹿嶋興一さんお話


この付近には竹林が多いが、ほとんどが放置されたままでどんどん荒れた竹林へと変化している。
そのため竹林を整備しつつ竹を活用する事が重要で、タケノコ以外には竹チップ、竹炭、竹細工などに活用している。

最近トライしている事として、孟宗竹でメンマを作って販売する事に挑戦しているそうです。
一年間塩漬けすると美味しいメンマが出来上がり、中国産との差別化ができそうと話されていました。
ちなみに今年の収穫量は500kg。
(タケノコと比べて、高さ1.2mぐらいまで使えるので、約10倍収穫できるメリットがある)
今後、竹林整備とうまく結びついて行けば良いなと思います。


竹林内で説明を聞いているメンバー。

整備された竹林


半分以上を間伐したそうで、綺麗な竹林でした。

次に放置されて荒れ放題の竹林に入り、皆さんで整備を行いました。

古い竹の伐採と伐採後の竹を竹炭炉まで運搬したりしました。
当日は猛暑の中の作業で大変でしたが、皆さん頑張ってました。


荒れ放題の竹林。ここの竹林を整備しました。(短時間でしたが)


竹の伐採方法を説明しています。


竹炭作りの炉;開放型炭化炉約3トンの処理ができるそうです。
竹間伐作業の近くに設置して、現場で燃やすのが効率良いとのことでした。

酷暑の中での竹林整備は大変でしたが、終了後には流しそうめんを楽しみました。
(箸やお椀も、伐採した竹から自作です)
暑さも吹っ飛べば良いですね。


流しそうめんの様子1


流しそうめんの様子2

 

<その他、感じたこと等を書いておきます。>

①千葉県長柄町付近を走ってみて感じたことは、竹林が非常に多い事です。

道路沿いに見えるのは竹林ばかりと言えるほどでした。八王子市とは驚くほど異なります。
むかしは普通の木の森だったのが、徐々に竹に侵略され長い期間を経ていつのまにか竹林に変化してしまったそうです。
竹の生命力はすごいなと感じがしました。このままだと、どこまで進むのか、、、

 

②農家と放置竹林について

農家の方は、どこもお手上げ状態だそうです。
今回作業した竹林は農家4軒の所有となっており、それぞれの農家と契約を結んだ上で竹林整備を行なっているそうです。

 

③新居さん(開放型炭化炉の写真中央)

八王子住まいづくり市民塾にも何度か来られています。
何とご自身で竹紙を作ったそうです。
見せてもらいましたがなかなかの出来上がりでした。素晴らしいですね。

 

参考
「NPO法人竹もりの里」のホームページ; http://takemori.org/