家庭大工お助け隊

< 家庭大工お助け隊>

家庭大工お助け隊は、八王子市内を中心に活動しています。

 

(1)家庭大工お助け隊とは

住まいづくり市民塾では大工仕事が好きなメンバーによる「家庭大工お助け隊」(以下、「お助け隊」といいます。)を設けています。
「お助け隊」は、福祉施設や高齢の方の世帯などを対象に、業者に頼みにくいちょっとした工事や工作を請け負います。
隊員の前職は大工ではありませんが、必要な道具類はみんなで持ち寄り、大好きな大工工事を楽しみながら作業しています。
なお、隊員の中にはDIYアドバイザーや一級建築士もいます。

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(2)活動記録の一例

2017年5月15日から三日間、ウッドデッキ改修工事を実施しました。

作業場所   八王子市みつい台  Cさん宅
作業内容   ウッドデッキ改修工事


柱脚部根継ぎ・・・・既存のウッドデッキを解体後、腐食している2階ベランダの
木製柱をジャッキアップして根元部分を切断し、新しい木と入れ替えて補強します。
レベル調整・・・・・・床が水平に張られるよう下地の床組の水平を調整します。

床板張り・・・・・・・・水はけのための隙間を一定に保ちながら板を張ります。
完了・・・・・・・・・・・・補強したベランダの柱もきれいに収まりました。

 

(3)その他

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 寄稿 
                 地域活動に参加して

                            八王子住まいづくり市民塾  菱山  栄二

  2年越しの地域デビュー

2012 年3月、 私は長年勤めた公務員 生活を終え、念願の地域デビューを果たしました。退職数年前から将来は「あれもしたい、これもしたい」と 色々思い描いてはいましたが今ひとつ具体的なイ メージが湧かず悩んでいたのです。そ んな時、市の広報で 「お父さんお帰りなさいパーティ」(通称オトパ)なるものが開かれること知り、退職には1年 早かったのですが事前勉強のつも りで足を運んでみました。

ご存知のとお り「オトパ」は、八王子市とNPO八王子市民活動協議会、市民ボランティアが主催する集会で、一言でいえば地域に帰ってくるお父さん(当然、お母さん も・・)のセカンドライフ探しを支援し、地域の人材パワーを社会のために役立てようというものです。当日、会場には様々な分野の 地域活動団体がブー スを設け、来場者への活動の説明、PR、会員の勧誘を行っていました。私は現役時代一貫して建築技術の分野で街づくりや公共施設の建設に携わってきた関係 で、第二の人生は「まちづくり」や「環境保全」に関連したボランティア活動を望んでいたのですが、そんな団体の一つに「八王子住まいづくり市民塾」があっ たのです。そ のとき対応してくださったBさん やⅠさんの熱心な説明に心が動かされたのも事実ですが一番魅力を感じたのは、竹紙を通して知的ハンデを持った人にとっての住みよい社会づくりを目指す、 NPO法人「結の会」と連携しているという点でした。

第二の人生を踏み出すにあたり人それぞれに事情があり、経済的な理由から何がしかの収入が得られる道を選択される方や自らの楽しみ、自己実現のために趣 味、教養の道に進まれる方など様々な選択肢があると思います。幸 い、私は二人の子供が 既に独立しており、夫婦二人ならこの先それほどの経済的負担も無かろうと色々考えた末、自分も楽しめ、かつ何らかの形で社会の役に立てるような活動をした いと思うに至りました。
そ して1年後・・・晴れ て「自遊人」となった私は、再び「オトパ」の会場を訪れ、その場で「八王子住まいづくり市民塾」への入会を申し込んだので す。

 人 とのふれあい

実 際の市民塾の活動は、私には全てが新鮮な経験であり、先輩会員の方から教えられることが沢山ありますが、毎回楽しくやらせていただいています。また、これ までの仕事関係の友人ではなく、新しく地域の仲間ができたことも嬉しい成果です。さらに嬉しいのは、活動で「結の会」に伺うたびに思うのですが、職員の皆 さんが明るく、元気なことです。私たちを快く受け入れ、笑顔で挨拶をしてくれる、このことひとつを見ても「結の会」の持つ雰囲気やどのような会のあり方を 目指しているのかを窺い知ることができます。福 祉の分野はハード面だ けでは対応困難で、何と言ってもソフトを支えるマンパワーが重要だと思いますが、職員の方が溌剌と働いておられるのを見て私も元気を貰った気がしていま す。

先に述べたように私は現役時代、公共施設の設計や建設に携わってきました。福祉作業所や生活実習所などの障がい者施設も手がけました。
そしてこれは私が経 験したとても悲しい現実ですが、そうした施設に対し日本社会には、未だ謂れなき偏見や差別があるということです。公共施設の建設を巡っては行政対地域住民 の対立 の構図は避けられず、まず反対があることを覚悟しなければなりません。学校や保育園は子供の声がうるさい、空き地に建てられると日当たりが悪くなる等々。し かし、これらの問題は施設の運用や設計である程度対応可能なものですが、障害者施設に対する反対理由には理由にすらならないもの、差別や偏見に満ちた耳 を疑うものも数多くありました。
結局、譲れるところは譲り、粘り強く理解を求めていく他はないのですが、最も効果的なのは施設の運用で実績を積み重ねるこ とであり、事実より強いものはないことを実感しました。「結 の会」の皆さんには、障害のあ る人も無い人も誰もが自分らしく生きことができる~真のノーマライゼーション社会に一歩でも近づくためにこれからも是非 頑張ってほしいと願っています。

  社会との関わり

「生涯現役」という言葉をよく耳にしますが、これはどういうことなのか私なりに考えてみました。会社などで働いている人は勿論「現役」です。しかし、「働 く」という意味は、もっと広く、社会と主体的に関わることであると思うのです。つまり、公・共・私の「公」や「共」との接点を自分の意思で繋ぐことではな いでしょうか。それならば、対価を得て働くことも無報酬で活動することも働くことに違いはなく、そうして社会と関わっている限り「生涯現役」と言っていい のでは・・・と、そんなことを考え、これからもできるだけ長く活動していきたいと思う今日この頃です。

以上