紙漉き作業

竹和紙購入希望者からの依頼により、紙漉きを実施しました

● 実施日 2021年1月16日(土)、1月19日(火)、1月26日(火)

3日間で漉いた紙の大きさ、枚数は以下のとおりでした。

◆タペストリー(34cm×85cm)  4枚

◆壁紙(62cm×44cm)  10枚

◆F4(33.2cm×24.2㎝) 30枚

【作業工程】

漉く紙のサイズ、枚数に応じた竹繊維を計量し、水に浸したのち木槌で叩いて(叩解)柔らかくします。              
              
繊維が未分解で堅いものは選り分けておき、さらに「叩解」します。
                 
柔らかくなった竹繊維を水を張ったビーダー(粉砕機)に入れ、さらに細かくなるまで粉砕します。              
漉く紙の量に応じた水とネリ(糊)を加えてよく攪拌し、紙の原液を作ります。             
計量した原液を漉き枠に流し入れます。               
 原液の粘度が適正であれば、漉き枠の下から落ちる水は細いすだれ状になってほぼ均一になります。            

このあと、紙を不織布に転写し、プレス機にかけて水分を絞り、乾燥機に貼り付けて乾燥させる作業を経て竹和紙の完成です。