工学院大学野球場ダッグアウトベンチの製作

家庭大工お助け隊ブログ

工学院大学野球場ダッグアウトベンチの製作

2019年3月26日から4月11日まで

工学院大学の依頼を受け、野球場(市内中野町所在)のダッグアウトに設置するベンチを製作しました。個数は1塁側、3塁側各6脚の計12脚、材料は「NPO小津倶楽部」の協力を得て、伐採した杉を製材し自然素材を活かしたものとしました。

ベンチ寸法は、座板の幅30~35㎝、厚さ7㎝、長さ2m、脚は直径約30~35㎝の杉丸太でがっしりとした造りになりました。

座板と脚を繋ぐ「枕木」にボール盤でボルト穴を開けています。垂直な穴を開けるのは
なかなか難しいものです。



座板が乗る脚の天端を電動カンナで水平に均しています。
脚に枕木を受ける欠き込み加工しています。できるだけ直角に欠き込むことがポイントです。
脚が地面と接する部分は接地面をできるだけ小さくしてがたつきを抑えるため、周辺部を
残して中央部をチェーンソーでえぐっています。
座板、枕木、脚の納まりです。
完成品
完成した12脚をダッグアウトに設置しました。杉板張りの内壁と
土塗り壁掻き落とし仕上げの外壁に良くマッチしています。