漉き枠の補修

家庭大工お助け隊ブログ

作業日:2018年10月14日(月)、23日(火)

場 所:NPO法人「結の会」工作室

長年の紙漉き作業での使用によって、張りを失ったネットを張り替え、

木枠を補修することに加え、ネットの弛みを抑えて紙厚の均一化を

図る方法を工夫することにしました。

枠部材の製作

桟木を増やして間隔を狭めるため、ほぞ穴を加工しています。

桟木を取り付けています。

桟木の取り付け完了

ネットと桟木のクリアランスを保持し、ネットとの接触面を

最小化するため、桟木にアルミ板を取り付けました。

接着剤が乾くまで金物で固定して養生しています。

枠の大きさに合わせてステンレスネットを切断しています。

ネットは網目が細かく硬いので真っすぐに切るのは大変です。

枠にステンレスネットを張っています。ネットを粘着テープで引っ張って

張力をかけ、弛まないようにしながら周囲を釘で固定していきます。

ネットを張り終え、完成です。