第115回竹紙漉き体験を開催して:

竹紙研究会(竹紙漉き)

10月16日(水)に元八王子の結の会の和紙漉き工房で開催しました。今回は八王子の某私立大学の学生が参加しでした。男女合わせて5人と見学者1人でした。竹紙漉きの手順の説明に続いてパネルを使って活動状況を説明し、その後、工房内で体験の開始となりました。私達がデモンストレーションを行いその後、順次学生さんが竹紙漉きをしました。最初は緊張気味でしたが徐々に慣れてきて竹紙漉きを楽しんで頂けたように感じました。竹紙漉きが終了した後に竹紙研究会の活動目的は「竹紙の普及活動」であることを説明しました。別途用意しておいた竹紙を皆さんに見て頂きました。「ペーパーレス」の現代で「自然の素材を使った手すき竹紙は貴重な存在であること」や「風合い」、「竹の匂いが良い」との感想を頂きました。学生さんからは竹林の保全・管理について質問がありましたので、活発に活動されている大学や自治体などを紹介しました。

叩解機で竹繊維を叩いてます。

叩解した竹繊維を水とネリで混合し、攪拌した溶液の出来上がりを確認しています。
溶液を漉き枠に投入するときの注意点を説明しています。
溶液の投入量を説明しています。
真剣に溶液量を確認しながらプラステイックバケツに投入しています。
プラステイックバケツから漉き枠に溶液を投入しています。
溶液の表面が滑らかになるように表面を調整しています。

脱水・脱ネリを行った後に竹紙を刷毛で布に転写してます。
漉き枠から布と一緒に竹紙を剥がします。
剥がし始めた竹紙を布にくっついているようです。
布に竹紙がしっかりくっついているのが解ります。